大人の兵児帯

こんにちは。

着物コーディネーターのオハラです。

本日は「兵児帯」(へこおび)について。

ここ数年、浴衣売り場にジワジワ浸透している

「兵児帯」。

むかーし昔はお子チャマが結ぶ浴衣の帯として

君臨しておりました。

もちろん、現在もこの認識は正しいのですが、

この「簡単」「楽チン」「ゴージャス」を

大人も利用できないものか?

ということで、いろんなタイプが店頭に並んでおります。

これら、なんと全て「兵児帯」でございます。

縦に半分に折ってしまえば、半幅帯としてもちろん使用可能。

素材もポリエステルのもの、麻、絹いろいろございます。

 

大人の女性が使いやすいのは

①ある程度張りがあるもの

②ラメ感がたくさん入っていないもの

③リバーシブルのものはバリエーション豊か

④透け感のあまりないもの(これだと浴衣以外に単衣の時期も着用可能)

といったところでしょうか…

 

たたんである状態だと「ただの布」なので

良さが全く伝わりませんが…(笑)

基本は「蝶々結び」ができればとりあえず形になるスグレモノでございます。

ただし、

「ゴールの形」が見えていないと

おこちゃまの帯結びになってしまいがちです(笑)

大人の帯結びで最大のポイントは

(半幅帯もそうですが)

■いかに背中を小さく見せるか

■いかにお尻をカバーするか

■キュートなのかシャープなのか

この3つ。

背中を小さく見せるには「程よいボリューム」が必要。

お尻をカバーするには「最終ラインがおはしょりまでくること」も必要。

キュートにするなら「丸み」を作る。

シャープにするなら「直線ライン」を作る。

このポイントをうまーく組み合わせると、

そこそこな形になるんではないかと思っております。

 

皆様も検証してみてくださいませ。

 

本日はこのへんで

ではでは