着物の達人! コーディネート編~素材感・紬の場合~

おはようございます。

オハラです。

 

今年はほんとに猛暑続き…

いつまで続くのでしょうか…

ということは、きっと9月になってもまだまだ暑いんでしょうね…

昨日までの続きで、コメントやメッセージにてワタクシが思ってるよりも反応が良かった

「素材感」について。

昨日までの関連ブログはこちら~

「好き」と「似合う」は違う①

「好き」と「似合う」は違う②

 

これ、ワタクシの主観ですが…

「紬」→モサモサした感じ

「小紋」→ツルツルした感じ

 

なんだかこうやって示すと

どちらも安っぽいですね…(苦笑)

もちろん、そんなことは一切思ってないのですが…

 

「紬」が好きな方って

洋服もシャープな感じが好きで、髪型もショートの方が多い(気がする)

言動もどちらかといえば男っぽい感じ…

この

「紬」にも実はタイプがいろいろあって…

大きく

「結城タイプ」と「大島タイプ」→勝手に命名・勝手にカテゴリーわけ(笑)

の2つ。

 

結城タイプとは…

一般的な「紬」のイメージ。真綿系の紬。絣柄のイメージ。ほっこり・モサモサ感

大島タイプとは…

光沢感のある「ツルツル系」。シャープな感じ

 

よくご存じの方は、ワタクシが説明するまででもなく、違いはよくご存知かと思いますが、

糸の性質が違うので、生地感が違う。

 

ワタクシは紬が好きなのですが、(特に「結城系」)素材がしっくりこないというのは

明らかに「結城系」→ダメじゃーん!!

しかも、紬って渋い色が多い…

茶色とか…グレーとか…非常にニュアンスのあるいい味出してる色。→ダメじゃーん②

そして、絣柄…(のイメージ)→ダメじゃーん③

この辺の色合い・柄目が全くダメなワタクシにとって

自分に似合うものを探すとなると一苦労なわけです。

 

絣柄なんかめちゃくちゃ好きで、見る度に

毎回顔に当てるんですが

まぁびっくりするくらい「田舎くさい」…

はっきり言って

「全身モンペ」…

それくらい似合わない…

 

話それますが

「絣柄」が似合う方って

「モダン系美人」限定な気がします。→これワタクシだけが思ってますかねぇ…

よって

女優さんは非常に素敵。

そのイメージで自分に合わせると

まぁびっくりするくらい引いちゃいます…(失笑)

 

で、話を戻すと…

「モサモサ」で「茶系」…

わざわざ高いお金出して(紬は小紋より価格は相対的によろしいお値段)似合わないものは買いたくない。

でも

紬が欲しい。

 

完全に前出の「好き」と「似合う」は違うパターン…

交渉決裂のパターンです…

きっとこんなタイプの方たくさんいると思うんですけど…

(ワタクシだけですか…?)

 

特に、着物にどんどんハマっていくと(オハラ命名「蟻地獄化」)、紬が気になってしょうがない。

あの紬の「手仕事感」やら「気負いがない感じ」や「風合い」が派手ではないですが、何とも言えず

「布」として抜群に綺麗なので

単純に身に纏われたいと思うわけです。

 

結果。

やはり袷のアイテムは紬が多い。

ただし、「後染め」の紬がほとんどなのです。

全く本人は意識してませんでしたが…

前出の写真はグリーンの着物以外はすべて紬です。


左のモデルさんに着用いただいているものは結城紬の後染めです。

「板締め」という手法で染めてます。

もう10年ほど前に清水から大ジャンプしましたが…

このパステルでPOPな感じはなかなか出会ってないので大満足しております。

ものすごく気に入ってますが、この撮影の際、あまりにもモデルさんに似合ってて

大変ショックを受けました…

少なからず「これ実はそんなに似合ってないなぁ…」と実感していた為

この撮影の時

「アァ、着物もこうやって似合う人に着てもらうと嬉しいよね…」と思ったものです…(悲)

ということで

この着物も今後の課題です(笑)

右の写真も後染めの紬です。

大変着やすくて、バリバリ着倒してます。

あんまりこの写真のコーディネートは好きではありませんが…

この着物は秋から冬にかけて、カジュアル着として大活躍します。

こちらは「kosode」さんのものです。

こうやって見ると

素材もそうですが、色目も大事ですね…

 

「好き」を「似合う」に寄せるって非常に大変です…

そのためには、物を知らないと何にもできませんね…

たくさん物を見ることって大事です。

 

今日はこのへんで

ではでは